日増しに衰退していく韓国の教会を刷新し、聖書を基準とした教界発展の方向を議論するための牧会者·言論人懇談会が大規模に開かれ教界の注目を集めている。 

 新天地イエス教証拠幕屋聖殿(総会長イ·マンヒ、以下新天地イエス教会)は18日、清平新天地平和研修院で「韓国教会が進む道2次」懇談会を開き、牧師とジャーナリストを招待した。 7月19日に開かれた1次懇談会から続けられた2次懇談会で、言論人はもちろん 牧会者も招請し幅広い交流の場を用意した。

 ジャーナリストと牧会者など200人余りが参加した中で「神様の目的12枝派」という主題で開かれたこの日の懇談会で新天地イエス教会イ·マンヒ総会長は「韓国教会が進むべき道」の主題で聖書全般を説明し、今日の教会の使命について言及した。 

イ総会長は牧会者たちに向かって「私たちが信仰をしたので(聖書の御言葉を)完璧に知っていかなければならない」として「知らない人には教える事こそ道理」と今回の懇談会の趣旨を説明した。 

続いて「真理の中に入って一つになろう」としながらも「（理解できなかったり気になることがあれば）いくらでも対話や手紙を書くことができ、聞くこともできるのに、聞かずに非難するのは正しくない」と話した。

イ総会長の講演に牧会者たちは終始集中する姿を見せた。様々な牧会者が筆記をしながら傾聴し、時々「アーメン」で応える牧会者も多かった。 

イ総会長は続く質疑応答の時間の中で、平信徒説教、既成教会との御言葉交流業務協約(MOU)の牧会者やジャーナリストのすべての質問を受けながら、意思の疎通を図った

韓国教会の衰退と関連して、新天地イエス教会との共生および発展方法は何かという質問に対してイ総会長は「基本的に信仰人ならば聖書の言葉を伝えられる資格がなければならない」とし、「牧会者たちも啓示の御言葉を完全に悟り自分の聖徒に教えるならばいくらでも発展できるだろう」と答えた。

また、既成教会の聖書教育水準についてイ総会長は「信仰者が学び感じて知るべきことはひたすら聖書」と強調し、「このため新天地イエス教会は老若男女誰もが啓示録を心に記録し、歩く聖書になるために教えて学んでいる」と付け加えた。

それと共にイ総会長は「より一層牧会者ならば聖書と啓示録を教えてこそ、自分の使命を全うすることになる」と再度強調した。

現在、神学大学院教授として在職中の現職牧会者が発題者として、今回の懇談会の意味を付言した。 発題者は「現在、韓国キリスト教は世の中を善良に変化させなければならない本来の使役を忘れたまま利益活動に没頭している」とし、「私が教える神学生たちが将来出ていかなければならない所がこのような教界だと思うと教育者として暗澹たる気持ちになった」と言及した。

彼は「しかし、新天地イエス教会とMOUを結んで御言葉の交流をしながら悩みが解決された。 新天地啓示の御言葉は答えが明確で、現実的に存在し、不変の真理である」とし「これに対し神学大学院教育課程に新天地の啓示の御言葉課程を新設し、神学生をこの御言葉で育成することが目標となった」と述べた。

また、この日の行事では特別に11歳の新天地イエス教会幼年会員がマタイ福音書13章「種と収穫」という主題で直接説教をする時間も用意された。最近、新天地イエス教会で毎週水曜礼拝ごとに平信徒説教が行われているだけに、小学生も流暢な説教が可能であることを出席した牧会者とジャーナリストに直接披露した。

出席牧会者たちは幼年会員の説教に感嘆しながら聖書を一緒に読んで答え、没頭する姿を見せた。また多くの牧会者が筆記をしながら聴くなど、年齢と経歴を離れて聖書の御言葉で一つになる時間が作られ、説教が終わると牧会者たちから歓呼と拍手が沸き起こった。

新天地イエス教会関係者はこの日の懇談会と関連して「牧師とジャーナリスト、新天地イエス教会が共に韓国教会の現実を認識し、変化と発展方向について共感する時間になったと見る」とし「新天地イエス教会は今後も教団教派を超えて御言葉を基準に交流し、教界に新しい文化を広めることが加速化できるよう努力する」と明らかにした。

一方、8月現在、新天地イエス教会と御言葉交流のMOUを締結した教会は、世界80カ国の8,765の教会である。33カ国の1,263教会は自発的に新天地イエス教会教団加入を申請し、韓国内外の牧会者2800人余りが啓示の御言葉を学んでいる。一般聖徒まで合わせれば、現在約11万9000人が受講しており、この傾向のままなら今年も10万人以上の修了が予想される。