2022年9 月第3 四半期

北米

2022年第3四半期のポリウレタン樹脂の値動きは上昇に転じ、製品価格は北米地域の内需と原料価格に影響された。原料のTDIとプロピレンオキサイドの価格は第3四半期に変動し、2022年9月のPU樹脂の価格をわずかに上昇させた。一方、原材料であるイソシアネートとポリオールのコストは、上流コストに起因する若干の変動があり、第3四半期の商品生産コストに大きな変動はありませんでした。PU樹脂の需要は、地域市場の消費者の間で住宅建設需要が減少しているため、建設と家庭用分野で緩やかな状態が続きました。

詳細については：- https://www.analystjapan.com/Pricing-data/polyurethane-pu-resin-84

アジア

2022年9月期のAPAC地域におけるポリウレタンの価格動向は、まちまちの様相を呈しています。原料であるイソシアネートとポリオールのコストが低下したことで、同地域の商品価格は緩和されました。一方、川下のポリマー産業からの製品注文の減少や適度な引き取りは、この時期の価格相場にマイナスの影響を及ぼしました。COVID-19のロックダウン障害と貨物モメンタムの遅延も、2022年第3四半期に同地域の同製品の市場参入を圧迫した。したがって、2022年9月のポリウレタン（PU樹脂）の価格は6341米ドル/トンEx-東京（日本）と評価された。

ヨーロッパ

ポリウレタン樹脂の価格 は、欧州地域で7月に下落した後、上昇基調を維持しました。原料であるTDI、MDI及びポリオールの価格は、ロシアによる原油の供給不足を背景とした石油化学製品 の価格高騰の影響を受け、大幅に上昇しました。エネルギーと燃料コストの上昇は、石油化学製品の価格変動に大きな影響を与え、生産量を減少させま した。需要面では、国内の建築・家庭用分野でPU樹脂の供給が緩和されました。また、欧州の港湾におけるコンテナ不足により、製品供給にも影響がありました。第3四半期の地域別市場では、製品の引取は引き続き静穏であり、市場関係者は投入コスト圧力にさらされた。
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