2022年9 月第3 四半期

北米

ポリオールの価格 傾向の変化は、2022 年第 3 四半期に見られました。四半期の上半期中、製品価格は一貫して下落しました。これは、上流価格の低迷によって原料のプロピレン オキサイド価格が下落したためです。同時に、製品のオフテイクの減少による在庫レベルの増加は、製品価格にマイナスの影響を与えました。 しかし、四半期の最終月に価格傾向が変化し、Polyol の価格は、エンドユーザー産業からの需要が穏やかである一方で、原料と投入コストの増加により第 3 四半期の終わりまで上昇しました。第 3 四半期の終了後、米国のポリオール価格は、前四半期の議論で 1% のわずかな減少の後、4830 米ドル/トンで落ち着きました。

詳細については：- https://www.analystjapan.com/Pricing-data/polyol-62

アジア

アジア市場では、他の国際市場と同様に、2022 年の第 3 四半期にポリオールの価格変動が見られました。当初、川下産業からの需要心理の弱さと原料コストの低下により、価格は持続的に下落しました。しかし、四半期の最終月には製品価格の傾向が復活し、輸出業者による上流の価格見積もりの増加により、ポリオールの価格は四半期の終わりまで上昇し、生産コストが押し上げられました。また、30,000 MTPA の生産能力を持つ KPX ケミカル韓国が 8 月に閉鎖されたため、工場閉鎖活動により製品在庫レベルが影響を受けました。 第 3 四半期の終わりに、中国のポリエーテル ポリオール MW 3000 FOB-青島とポリエステル ポリオール MW 1700 FOB-青島の価格は、1490 米ドル/トンと 1310 米ドル/トンに落ち着きました。

ヨーロッパ

2022 年の第 3 四半期には、ドイツでポリオールの価格変動が見られました。 四半期のH1では、製品価格は、川下産業からの需要の鈍化と原材料在庫レベルの増加によって引き起こされた飼料と川上コストの削減により下落しました。同時に、ロシアの輸出業者からの投入供給の配給はヨーロッパの製造業者に圧力をかけ、国内の下流の生産者はインフレの上昇の中で稼働率を引き下げました。また、高いインフレ率と経済状況の悪化により、米ドルに対するユーロの価値が下落しました。その後、第 3 四半期の最終月には価格トレンドが変化し、原料のプロピレンオキサイドのコスト上昇と PU メーカーからの製品需要の改善により、製品価格は四半期末まで上昇しました。前四半期の議論からほぼ 9% 下落した後、ドイツのポリオール価格は第 3 四半期の終わりに 3,100 米ドル/トンに落ち着きました。

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