2022年9 月第3 四半期

北米

消費者マインドの低下により、第3四半期に入り米国市場の不織布は減少しました。一方、不織布は、市況の低迷や最終織物業界からの引き取り手の低迷により、低水準で推移。輸出は、港湾の混雑や運賃の変動に伴い需要が減少しました。一方、国内市場の不織布需要は減少が続き、原料であるポリプロピレンの価格上昇圧力も一段落し、生産コストが低下しました。このように、当第3四半期連結会計期間において、不織布市場は減退傾向にあります。

詳細については：- https://www.analystjapan.com/Pricing-data/non-woven-fabric-101


アジア太平洋

中国の 不織布価格 は2022年第3四半期を通して下落した。好ましくない市場センチメントと弱い最終用途産業の引取は、その価格が低水準に落ちる原因となっていました。世界の不織布衛生市場に大きな影響を与えたいくつかの要因の1つは、健康分野での不織布繊維の低い使用率です。台風による出荷遅れの懸念から、下期はスポット商談が活発化しました。しかし、人民元安や需要の回復が予想以上に遅れていることから、価格は下落しました。Chem Analyst Japanのデータベースによると、9月の不織布価格は下落し、1444米ドル/トン近辺で推移しました。

ヨーロッパ

国内市場では不織布需要の減少が続き、原料であるポリプロピレンのコスト上昇圧力が弱まったことと重なっ ています。しかし、市場心理の悪化や最終需要業界の引き取り手の弱さにより、価格は低水準で推移しています。また、大人用おむつ、女性用生理用品、紙おむつなどの不織布衛生用品の市場規模が縮小傾向にあります。これを受けて、第2四半期以降、需給バランスが大きく崩れており、短期的には回復の兆しが見えません。ユーロ圏のポリプロピレンの市況は、低調に推移しました。その結果、輸出需要が低迷する中、国内市場の牽引役が限定されました。

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