新型コロナ治療薬の研究状況は? 韓国中央防疫対策本部の会見から知る


Posted November 27, 2020 by scj-osaka

新型コロナの治療薬の研究が全世界で行われている中、お隣韓国では臨床研究がすすめられている。そのために必要な回復者の血漿を新天地が集団提供を3度にわたって行われている。

 
11月24日、韓国中央防疫対策本部のクォン・ジュンウク副本部長が定例会見で、開発中の治療薬に関する臨床研究の進捗状況などを話した。韓国では、日本と同様に第3波が本格化しており、迅速な治療薬の開発が望まれている。

韓国では現在、2種類のワクチンの臨床研究が始まっており、年内には3種類目のワクチンの臨床研究が承認されることを見込んでいる。また、現在治療中の患者に対して臨床研究への参加を募っており、23日時点で目標300人のうち、294人の応募があったという。更に、回復者血漿療法の臨床研究に関しても、12の医療機関から16人の応募があった。

クォン副本部長は会見で、臨床研究に参加する患者や協力機関に対して、深く感謝を申し上げると述べた。加えて、今月16日から大邱(テグ)市でおこなわれている新型コロナ回復者の第3次団体血漿提供についても、繰り返し謝辞を述べている。

第3次団体血漿提供には、新天地の信者4,000人余りが血漿提供の意思を示しているとの報道がなされていたが、今回の会見で、計4,239人が参加を表明していることが明らかにされた。そのうち、23日時点では、2,898人からの回復者血漿の採取が完了している。
なお、これまでの団体血漿提供などで既に、述べ2,030人から回復者血漿が採取されている。血漿成分はおよそ2週間で回復するため、1次・2次の団体血漿提供にも参加し、今回が3度目の参加だという信者も少なくない。

臨床研究への応募者と、血漿提供の参加者。いずれも新型コロナに感染し、苦痛を味わった人々だ。協力者の多さは、そのつらさを知っている誰もが、いち早くコロナ禍を脱したいと考えていることの表れではないだろうか。
クォン副本部長は、会見内で多くの協力者及び協力機関に繰り返し感謝するとともに、会食などでの集団感染の現状を伝え、国民に対して改めて注意喚起をしている。

日本に暮らしていると、無症状感染者や軽症者の多さから、新型コロナ感染を軽視している状況があるように感じる場面が多い。新型コロナに感染して亡くなった著名人のことを、既に忘れてしまったのだろうか。未だ国内外で多くの感染者が発生し、苦しんでいる現状を知らないのだろうか。
日本国外の感染者や回復者は、新型コロナ終息に向けて様々な協力態勢をとっている。若いから大丈夫、都会に住んでいないから大丈夫という油断が、命取りにならないことを願うばかりだ。

[記者:永井みこと]

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Issued By 兵頭 弘樹
Country Japan
Categories Health , Medical , News
Last Updated November 27, 2020