新天地、団体血漿提供を実施:計1,646人の信者が参加


Posted September 7, 2020 by scj-osaka

新型コロナの第二次感染が流行し始め、韓国では今年2月~3月にかけて新天地の大邱教会で集団感染が起こった。新型コロナの治療薬開発のため血漿提供が新天地信者の完治者が参加した。

 
韓国では新型コロナ治療薬開発のために、1,000人規模での団体血漿提供が8月27日から9月4日までの7日間(土・日を除く)大邱(テグ)陸上振興センターで行われた。この団体血漿提供に乗り出したのは、韓国の宗教団体である新天地イエス教証拠幕屋聖殿(以下、新天地)である。

今回の団体血漿提供には、新型コロナに感染して完治した新天地大邱教会の信者の計1,371人が参加しており、このうち健康や持病などを理由に血漿提供ができなかった一部を除いて1,018人が血漿提供を完了した。

血漿提供には、待機や採取するために必要な条件を満たしているかの検査も含め、1人当たり3〜4時間もの時間がかかる。そのため、信者の多くが仕事を休んで参加したという。

新天地大邱教会は、7月に1度目の団体血漿提供を行っており、個人での血漿提供参加者も含めると、計628人がすでに血漿提供を終えたと発表した。

2度の団体血漿提供を通して、新天地大邱教会信者の計1,646人が血漿提供を完了している。そのうち血漿提供に2回以上参加した信者は340人(全体の20.7%、うち実際の提供完了者は312人で全体の18.9%)にもなると集計された。

今回の団体血漿提供を無事終えて、新天地は「多くの激励を送ってくださった市民と疾病管理本部、大韓赤十字社、大邱慶北血液センター、GC緑十字、そして施設を提供してくださった大邱広域市のおかげで無事に血漿提供を実施することができた。心から感謝する。新型コロナを終息させる力は、包容、愛、団結にあることを実感している。治療薬の開発まで血漿提供は持続的に続けていく」とその意向を明らかにしている。

また、1,000人単位の大規模な血漿提供が円滑に行われるよう、徹底した防疫のための発熱チェックや名簿作成、手の消毒剤の備え付け、シャトルバスの運営、提供案内など運営全般もボランティアで行った。そして、1度目に続き、今回の団体血漿提供の際にも、提供者に支給される約20万~30万ウォンの交通費は受け取らなかったという。これは今年2月から3月にかけて、新天地の信者対象として新型コロナの検査を無料で行い、感染者の治療などを政府が負担したことに対して感謝を示し、血税の負担を少しでも軽減するためだ。

新天地大邱教会で集団感染が発生した当時、「コロナ震源地」として全国民から非難を浴びていた。新型コロナに感染した信者たちは、ウイルスによる身体的な苦痛だけでなく、精神的にも苦痛が大きかっただろう。その中で、彼らは新型コロナの終息のためにできることは全面的に協力する姿勢を見せた。新天地関係者は、「この血漿提供を通して、誰かの生命を救うことができるという事実は完治した信者らの大きな力になり、感染当時の萎縮して大変だった心も乗り越えることができた」と述べた。

日本でもクラスターが発生した団体や感染者を非難するような意見は多く見られる。私たちが新型コロナの終息に向けてするべきことは、感染者を責めることではないだろう。もちろん、一人一人が感染予防の意識を持ち行動することは非常に重要である。しかし、新型コロナは目に見えないウイルスであり誰でも感染する可能性があることを理解し、万が一自分が感染した時、また、周りで感染者が発生した時に、私たちがどのような姿勢を取るのかが一番重要ではないだろうか。

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Last Updated September 7, 2020