BBC「韓国、新型コロナ最大の試練に直面…最初の拡散の時より危険」


Posted September 8, 2020 by SarahNA

[天地日報=イ・ソム記者] 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の防疫模範国として評価されていた韓国が、再流行の危機に直面している。これは去る2月の最初の流行当時よりも危険だとBBCが24日(現地時間)報道した。

 
ソウル駅のバス乗換センターでマスクをした市民らがバスを待っている。ⓒ天地日報DB

[天地日報=イ・ソム記者] 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の防疫模範国として評価されていた韓国が、再流行の危機に直面している。これは去る2月の最初の流行当時よりも危険だとBBCが24日(現地時間)報道した。

BBCはこの日、「韓国、全国的なウィルス発生危機に瀕している」という防疫当局の発言を引用した見出しの記事で、右翼の長老教会を中心に発生した新型コロナの感染者が初めて全国17ヶ所の地域で発生したと報じた。これによるソーシャル・ディスタンスに関する規定の強化やソウル市内でのマスク着用を義務化する措置もBBCは紹介した。

また、韓国国内の感染病専門家らが「病院の病床が早いスピードで埋まり、医療体系が限界に近づいている」と警告しながら、ソーシャル・ディスタンスを保つ措置をより強化する事を要求したと伝えた。

BBCの報道によると、韓国の新型コロナとの戦いは、去る2月、新天地大邱教会で勃発する事によって始まり、数週間でその拡散の勢いを制御することに成功したが、「今回は事情が違う」と分析している。

BBCは、現在韓国の新型コロナの拡散の中心地が、1千万人が集まる韓国の首都、ソウルであり、クラスター震源地とされる教会の一部の教徒らが陰謀論を主張しながら、防疫に協力していない点を指摘した。BBCは「最も大きな問題の一つは、感染の可能性がある多くの極端な右寄りの思想を持つ信徒らがウィルスを教会の封鎖のために意図的に植え付けたものと信じている事」と説明した。また、新天地教会の拡散の時には感染者のほとんどが20代の若者だったが、現在の感染状況は高齢者層に及んでいると指摘した。

BBCは「陰謀論のため、韓国の濃厚接触者の追跡が難しくなっている」と言い、「今まで総875名以上の教徒らが陽性と診断されたが、保険当局はまだ数百名の未発見感染者がおり、コロナを拡散させる恐れがあると確信している」と伝えた。

また、チョン・ウンギョン中央災難安全対策本部長は「まだ、ピークは来ていない」という発言と共に、感染経路がわからないコロナの事例が続いていて、保険当局者らは対策を強化していると説明した。

BBCは「コロナの事例はまだ世界の他の所よりはずっと少ないが、ソウルの恐怖心と警戒レベルはどの時よりも高い」と言い、「これが韓国で最も大きな新型コロナの試練である事が証明されるだろう」と評価した。

出所:天地日報
http://www.newscj.com/news/articleView.html?idxno
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Issued By Cheonji Ilbo
Country Japan
Categories News
Last Updated September 8, 2020